情報バラエティ「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」2019年

情報バラエティ「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」2019年

「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」は、生きものの最も特徴的な決定的瞬間を映し出す番組です。

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「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」ってどんな番組

NHKの「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」公式サイトでは、以下のとおり紹介しています。

大自然には「伝説」と呼んでいいような驚きの物語がたくさん眠っています。それは未来へと語り継いでいきたいナチュラルヒストリー。
これまで番組では数多くの「伝説」を発掘してきました。例えば・・・

大接近!シーラカンス
幻のアルマジロを探せ!
壮絶1200頭!カバ大集合
目撃!タカ 対 スズメバチ
ドキュメント!謎の魚 大乱舞(イレズミフエダイ)
魚を釣る魚 カエルアンコウ

などなど、番組でとりあげるのは、日本国内の身近な自然から、世界各地の未知の自然まで実に様々。テレビ初のスクープ映像もお届けしてきました。

この番組では、常に世界中の生きものたちの最新情報を収集しながら、未知で驚きの新伝説を発掘。ハイスピードカメラや生物の体に装着するカメラなど、最新の特殊機材を積極的に活用し、これまでに誰も見たことのない生きものたちの世界を、徹底的に迫力と美しさにこだわって映像化しています。

また、東京のタヌキやオオタカなど、身近な生きものに秘められた知られざる物語、さらに地球環境の変化や多様な生命の価値をじっくり考える物語などなど、多彩なストーリーラインを用意しています。

今年も、美しい映像と語りで、知られざる「生きもの新伝説」をつづっていきます。
ご期待下さい!

NHKの「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」公式サイト

「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」2019年放送分の各エピソードあらすじ

以下はNHKの「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」公式サイトで紹介されている概要です。

第585回「絶壁のクライマー!ボウズハゼ」

和歌山県の清流、古座川。透き通ったきれいな水が魅力のこの川で、落差7mの巨大な滝をよじ登る謎の魚を発見! 全長10?のボウズハゼ。人呼んで「魚界のロッククライマー」だ。数々の難関を超え、上流を目指す魚たちの壮大な旅に密着する。

まんまる頭にクリクリとした目のボウズハゼ。「ロッククライマー」の異名からは想像できない、愛嬌たっぷりの外見だ。ボウズハゼはこの小さな体で、数か月かけて古座川の清流を20?以上もさかのぼる。

旅の途中、大きな難所が立ちはだかる。全長20mの巨大な滝だ。遊泳力のあるアユはジャンプで乗り越えようとするが、到底かなわず落ちていく。他のどの魚たちも登ることのできないこの滝を、ボウズハゼは意外な方法で攻めていた。滝つぼから飛び出し、まるでロッククライマーのように岩にはりついて登るのだ。魚とは思えないその雄姿。襲いかかる水しぶきも、ツルツルと滑る岩肌もお構いなし。クネクネとダンスするかのように体をよじり、独自のクライミング技術を駆使して登っていく。

その秘密を解明するため、人工的な滝を作り、あらゆる角度からハイスピード撮影を行う前代未聞の大実験を敢行。詳細に分析した結果、ボウズハゼが長い年月を費やして習得してきた、驚きのクライミング方法が明らかになる。

なぜボウズハゼは、絶壁の滝に挑むのか? そこには、宿命ともいえる避けられない理由があった。日本の清流を舞台に、魚たちの知られざる「運命の旅」に密着する!

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第586回「仁義なき“女たちの戦い”ワオキツネザル」

アフリカ東部の島、マダガスカル南部の乾燥地帯。川沿いの小さな森「ベレンティ保護区」が舞台。この一角で、ワオキツネザルが8つの群れに分かれ、メスどうしが激しく勢力争いをしながら暮らしていた。2018年、ここに9つ目の群れ「黄色の群れ」が誕生した。中心メンバーは、番組が5年間密着を続けてきたメス、アリコとローラと、群れのリーダー格・ラシュアだ。アリコとローラは生まれ育った「赤の群れ」を追い出され放浪生活を送っていたが、同じく群れを追い出されたラシュアたちと合流した。実はラシュアは、かつてアリコを群れから追い出した張本人。アリコにとっては因縁の相手だが、厳しい放浪生活に耐えかね手を組んだのだ。

群れの立ち上げから半年、ローラとラシュアに赤ん坊も生まれ一見順調そうだったが、ある日ラシュアの赤ん坊・ララが衰弱し、死んでしまったのだ。この事件をきっかけに、3匹の同盟関係にほころびが出始める。ラシュアは群れで唯一赤ん坊を持つローラにつきまとい、アリコは孤立。さらにアリコは指をケガし、群れ同士の縄張り争いに参戦できなくなってしまったのだ。すると仲間たちとの関係にも変化が起きる。ラシュアたちがアリコを攻撃し、群れから追い出してしまったのだ。再び放浪を余儀なくされるアリコ。その運命は?

裏切りあり、友情あり。人間社会さながらの手に汗握るメスたちの駆け引きを、この道19年のワオキツネザル研究者・相馬貴代さんの貴重なウラ話も交えてお送りする。ゲストは女の戦いをくぐり抜けてきた北斗晶さん、動物大好きアンガールズの田中卓志さん、山根良顕さん。

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第587回「守れ!オオサンショウウオ 豪雨からの復活大作戦!!」

世界最大の両生類オオサンショウウオ。世界でも西日本にしか生息しない日本の固有種だ。去年の西日本豪雨で、国内有数の繁殖地、広島県椋梨川(むくなしがわ)は大きな被害を受けた。これまで確認されていた55匹中48匹が行方不明に。地元の人たちや小学生が、研究者とともに復活大作戦を展開。するとかろうじて残った巣穴や、豪雨で奇跡的に条件が整った新たな巣穴で子育てが始まった! 地域の人たちに温かく見守られながら、復活の道を歩むオオサンショウウオ。たくましさあふれる命の物語。

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第588回「まさにオール電化!珍魚デンキウナギ」

水族館の人気者デンキウナギ。馬を倒す伝説を持つほど強力な電気を生み出すことで知られるが、実はその生態は謎だらけ。そこで生息地アマゾンで暮らしぶりを徹底取材。お魚博士・さかなクンの解説を交え、衝撃的な護身術や一瞬で獲物を感電させる魔法のような狩りなど、電気を使った不思議な暮らしぶりに迫る。さらに世界初の子育ての撮影にも挑戦!まさかこんなところで?意外すぎるその場所にさかなクンもギョー天!

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第589回「地上最大の対決!セイウチvsホッキョクグマ」

体長3メートルを超すセイウチの群れに、巨大なホッキョクグマが襲い掛かる。地上最大の対決を撮影するため、取材班が訪れたのはカナダ北極圏に位置するバフィン島。ここを拠点に1ヶ月に及ぶ船上生活に乗り出した。荒れ狂う海を進み、捜索すること4日目にやせ細ったホッキョクグマを発見。ホッキョクグマの主な獲物は氷の上のアザラシだが、夏は氷が溶けてアザラシを襲えなくなるため、極限の空腹状態に陥る。十分な栄養をとれないホッキョクグマが狙うのが、子育てのため陸上に集まるセイウチの赤ちゃんなのだ。

捜索を始めて14日目、ついに700頭ものセイウチが大集結する島を発見!観察してみると、セイウチは寝返りも打てないほどひしめき合い、そこかしこで巨大なキバを使った小競り合いが起きている。時には深い傷を負うこともあるが、それでも寄り集まることで、ホッキョクグマの奇襲攻撃から子どもたちを守ろうとしているのだ。そんなある日、セイウチの群れからわずか200メートルの場所にホッキョクグマが出現。ホッキョクグマは一歩一歩、ゆっくりとセイウチの群れに忍び寄り襲いかかった!奇襲攻撃を仕掛けるホッキョクグマに対し、セイウチはキバを振りかざして応戦。必死で赤ちゃんを守ろうとする。命がけの攻防戦に長期密着!

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第590回「落ちたら最後!アリジゴク」

身近な昆虫アリジゴクを大特集!神社の縁の下など砂の地面に穴を掘り、アリなどの獲物を待ち伏せる。体長わずか1センチほどのアリジゴクだが、その砂の穴には驚くほど巧妙な仕掛けが!穴の斜面は、砂が自然に崩れるギリギリの角度で作られており、あがけばあがくほど足場の砂が崩れてしまうため、落ちたら最後、登れないのだ。斜面の精巧さを検証すべく、人間サイズに拡大した砂の斜面に人類代表・武井壮さんが挑む!

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第591回「100万匹が大集結!謎の魚群を追え」

アメリカ・フロリダ半島のリゾート地、シンガーアイランド。このビーチでは年に一度、100万匹にもなる魚の大群が見られる。9月から10月の数日間だけ見られるというその瞬間を撮影するため、現地の動物写真家・マイケル・オニールさんとともに捜索開始!

これまで群れが目撃されているのは、シンガーアイランドから北に続く海岸沿い。カメラを搭載したドローンをボートから飛ばしビーチを北上しながら、くまなく捜索。シンガーアイランドから北に100キロの地点でまず見つけたのは、2万匹ほどの魚の群れ。大群を作る魚の正体は、ボラ。日本近海にも生息する魚で、珍味「からすみ」はその卵巣を塩漬けにして干したものだ。

ボラの群れはなぜか一目散に南へ泳いでいる。南下する群れを追うと、他の小さな群れがいくつも合流。数日後にはシンガーアイランドから北に20キロ地点まで南下し、なんと100万匹もの大群に成長。海の中を黒い竜のように進む大群。そこに次々と天敵が襲い掛かる。空からは魚を専門に狩るタカの仲間・ミサゴが!水中からは猛スピードで襲いかかるサメや、全長2mにもなる巨大魚ターポンが!天敵の攻撃を避けようと、ボラの群れは水面から飛び出したり浅瀬に逃げ込んだり、壮絶な攻防が繰り広げられる。

ボラの群れにさらなる試練が襲う。天候が不安定になり、落雷や竜巻が発生し、海は大荒れに。2週間後、ようやくビーチが穏やかになると、なぜか群れはこつ然と姿を消してしまった。群れはいったいどこへ行ったのか?目撃情報をもとに再び捜索開始。すると、沖合で世界初のスクープとなるボラの産卵の謎を解く貴重な光景に出会った。

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第592回「ビッグキャット 繁栄の秘密(1) 最強ハンターたちの戦略」

世界各地で生態系の頂点に君臨する、大型ネコ科動物「ビッグキャット」の秘密に迫る2本シリーズの1本目。39分の拡大版スペシャル! 今回取り上げるのは、森の王者トラ、高山の支配者ユキヒョウ、草原の狩人チーター、アメリカ大陸の覇者ジャガーの4種だ。ネコ科動物最大の巨体を持つトラは、体のしま模様で茂みの草や木に同化。獲物にそっと近づき、至近距離から一気に襲いかかる。最新カメラでとらえた知られざる夜の狩りや、体重1トンもある巨大野生牛、ガウルを押し倒す様子などを紹介。アジアの山岳地帯に暮らし、いまも謎の多いユキヒョウは、獲物と一緒に垂直の断崖を真っ逆さま。数百m転がり落ちながらも、見事に獲物をしとめる一部始終が撮影された。崖を転落しながらも、ケガひとつせず獲物をしとめる驚きの能力とは? 動物界のスピード王として知られるチーターは、速さだけでない、意外な方法で狩りを成功させている様子を紹介。そして、中南米のさまざまな環境で暮らすジャガーの秘密兵器は、強力なアゴ。ウミガメの硬い甲羅をかみ砕き、恐ろしい巨大ワニを一撃必殺の技でしとめる圧巻の狩りの秘密が、次々と明らかになる。個性あふれるビッグキャットたち。厳しい環境の中で、それぞれの戦略を研ぎ澄ませて生きる道を切り開いてきた、最強ハンターたちの秘密にスクープ映像で迫る。

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第593回「ビッグキャット 繁栄の秘密(2) 果てしなきライバルたちとの闘い」

世界各地で生態系の頂点に君臨する、大型ネコ科動物「ビッグキャット」強さの秘密に迫る2本シリーズの2本目。今回取り上げる主人公は、百獣の王・ライオンと、大都会にも進出している現代の成功者・ヒョウ。

ライオンの狩りを特徴付けるのは、「夜の狩り」と「チームワーク」だ。実はこの2つの習性は、かつて地球上で最強のハンターとして君臨した絶滅動物「サーベルタイガー」と、切っても切れない関係にある可能性がある。最新研究をもとにサーベルタイガーをCGで再現、両者の知られざる攻防戦を描く。

サーベルタイガーの狩りは、昼間、大型の草食動物を対象に行われていたと考えられている。ライオンはサーベルタイガーたちと同じ時を生きていた。彼らとの争いをどうすれば避けられるのか? ライオンたちを助けたと考えられている習性が、「夜の集団の狩り」だったのだ。

サーベルタイガーは人類の台頭や気候変動などの影響で1万年ほど前までに絶滅。一方のビッグキャットたちは生き残り、繁栄の道を歩んできた。だが現代、人間とのあつれきの中で、ビッグキャットたちの多くは岐路に立っている。

インドでは、いまヒョウが続々と町中に現れている。中でも人口2千万の大都会ムンバイは、世界最高密度でヒョウが生息しているというから驚きだ。ヒョウが夜中、こっそりと人家などに忍び込み、家畜や飼い犬などを狩る姿が監視カメラなどに映っている。被害は広がり、1990年から2013年の間には、200人近くがヒョウに襲われている。人の暮らしを変えることで、ヒョウとの共存をはかろうという取り組みを紹介する。
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第594回「知床に大集結!海の王者シャチ」

「海の王者」とも呼ばれるシャチ。体長10メートル、体重10トンにも及ぶ巨体で、海洋生態系の頂点に君臨する。このシャチが、なんと北海道・知床の海に大集結することが近年わかってきた。その数は、これまで確認されただけでも400頭以上。シャチは世界各地に生息するが、知床での生息密度は春から夏にかけて世界トップクラスになるという。

しかし、一体なぜシャチが知床にこれほどまでに集まるのか?

理由は全くと言っていいほどわかっていない。そこで番組では、5つの大学が合同で行う調査に2年間に渡って密着した!研究者たちは、シャチの体に装着した行動記録計から、知床のシャチは深海に頻繁に潜っていることを突きとめた。これまでシャチが潜る限界だと考えられていた約260mをはるかに超える、「736m」という深海にまで潜っていたのだ。知床の深海には、シャチを引きつける何かがある!研究チームは、シャチの背中に映像を記録する「ビデオロガー」を装着、さらに強い水圧にも耐えられる「深海カメラ」など様々な特殊機材を駆使して、シャチが深海に潜るワケに迫っていく。そして、知床の深海に広がっていた驚きの世界を明らかにする。

さらに取材班は、知床の地元の人たちがに目撃されている100頭ものシャチが一箇所に大集結する「超大群」を撮影しようと、ひたすらシャチの群れを追い続ける。そんなある日、シャチの大集団を発見。観察を続けると数十頭の大群はなぜかきれいに横一列になって泳ぎ始めた。そして、大群は列を崩しては作り直す、謎の行動を繰り返した。シャチたちの目的は一体何なのか?知床の豊かな海を舞台に、シャチの知られざる姿に迫る。
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第595回「世界初調査!東京の秘境 孀婦(そうふ)岩」

太平洋にぽつんと浮かぶ孀婦岩(そうふがん)。東京の都心から南へ650キロ、伊豆諸島の最南端にそそり立つ断崖絶壁の岩の柱で、高さは100mもある。荒ぶる海に囲まれ、これまで一度も本格的な科学調査がされたことがなかった。取材班は研究者と共同で、2017年5月から2年がかりで調査を敢行。その様子を2018年9月にNHKスペシャル「東京ロストワールド」で紹介したところ、「ワクワクが止まらない」「もっと知りたい」など大反響。専門家の間でも話題沸騰となった。NHKラジオ「子ども科学電話相談」で「バード川上先生」としておなじみの鳥類学者・川上和人さんも「土も水もないような所なので、本当に何がいるか分からない」と大興奮。そこで今回は「孀婦岩の生きもの」に焦点をあて、調査の全容を明らかにする。世界のトップクライマーの協力で、命がけで山頂までよじ登って調査。さらに研究者特製の「昆虫採集トラップ」をドローンで設置するなどして、徹底的に調査を行った。17種類もの海鳥に遭遇。さらに進化の常識を覆す発見が次々とあった。ひと目で新種とわかるほど、体が大きいウミコオロギ。さらに一度に大量に採集されたハサミムシも巨大化していた。絶海の孤島という過酷な環境で、食料も水も乏しいはずなのに一体なぜなのか? その謎を解く手がかりを探っていくと、「天敵はいないが、ライバルだらけ」という特殊な環境が互いの巨大化を推し進めていたことが見えてきた。壮大で不思議な進化の物語を、ハラハラドキドキ、冒険感たっぷりで描く「ノンストップ・ドキュメント」。
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第596回「ペンギン 砂の荒野で戦う!」

ペンギンといえば、南極など雪や氷に覆われた寒い場所で暮らすイメージが強いが、最高気温が40度に達する過酷な砂の荒野で暮らすペンギンもいる。南米、アルゼンチンを中心に数十万羽の大きな群れで暮らすマゼランペンギンだ。

このマゼランペンギン、とにかく戦い続ける。繁殖期、最初に起こるのがオス同士の巣穴の奪い合い。撮影地である世界最大規模の繁殖地プンタトンボは、厳しい乾燥のためほとんど木が育たず、強い日ざしが降り注ぐ。さらに上空からは、カモメが卵やヒナを四六時中ねらっているため、子育てには頑丈な地中の巣穴が欠かせないのだ。しかし、穴の数は限られているので、力ずくで巣を奪おうとするオスたちが続々現れ、大乱闘が繰り広げられる。

巣穴争いが落ち着くと、今度はメスを巡ってオスたちの求愛バトルが始まる。メスの周りをクルクル回ったり、翼でメスを抱いたり。一見コミカルにも見える求愛合戦だが、オスたちは必死だ!

さらに子育てが始まると、新たなたたかいが。それは環境異変との闘い。夫婦は交代で海に出て、子どもに与えるための魚を捕まえるのだが、近年、海洋環境の変化で魚の分布が変わり、十分な獲物を捕れなくなってきているのだ。それでも、幼いヒナのため必死に食べ物を運び続ける献身的な親鳥たちに密着し、愛情たっぷりの子育ての様子を追う。

戦うことで過酷な砂の荒野を生き抜くマゼランペンギン。カワイイだけじゃないそのたくましい素顔をたっぷりと紹介する。
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第597回「最高の相棒! イヌと人」

今回の主人公は、イヌ。時に家族ように人と心を通わせ、時に私たちを驚くべき能力で助けてくれる最高のパートナーだ。どうしてイヌと人は種を超えた深い絆で結ばれたのか?最新の仮説に基づいた再現ドラマを交え、その謎に迫る。

イヌと人の出会いは古く、さかのぼること3万年前。最新のDNA調査によると、ユーラシア大陸にいた少数のオオカミがイヌの祖先であることがわかってきた。もともと人とオオカミは、互いに獲物を奪い合うライバル同士だったという。しかし、偶然の出会いによって近づいたオオカミと人。そこから、「いくつかの重要な出来事」によってイヌが誕生した。

1万2千年前、人が作物を育て定住生活を始めると、イヌとの関係はさらに深まっていく。今でもインドでは、イヌと人が農耕によって結びついた初期の姿を見ることができる。一匹の野良犬が、作物を守る番犬としての能力を農家の人たちに認められる姿を見つめる。さらに人の絆が深まった出来事が、牧畜。モンゴルでは、牧畜を通したイヌと人の古くからの関係が今なお残る。イヌにとって家畜のヤギや羊は本来、獲物。ジリと名付けられた一匹のイヌが捕食者としての本能に打ち勝って、一人前の牧羊犬になるまでの成長物語に密着する。

イヌは人と関わり合う中で、ある能力を身につける。それは「人と見つめ合うことで互いに絆が深まる能力」。イヌと人は見つめ合うことで、まるでヒトのお母さんと赤ちゃんのような信頼関係が結べるという。多くの動物の中で、人に近い類人猿すらももたないイヌと人だけの独自の能力だ。長い年月の中で、最高の相棒になっていったイヌと人。その絆のヒミツをひもとく。

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第598回「世界でも奈良だけ! 野生のシカ 古都に生きる」

いにしえの都・奈良。今、世界中からやってくる観光客で大変なにぎわいを見せている。彼らのお目当てのひとつは、街の中で暮らしているシカたち。一般的にシカは警戒心の強い動物だが、奈良のシカは長い歴史の中で人と共存してきたおかげで、驚くほど間近で観察できるのだ。千年以上も昔から「神の使い」として人々から大切にされ、国の天然記念物にも指定されている奈良のシカ。戦後その数は右肩上がりに増え続け、2018年には1,350頭を超えた。野生の平均をはるかに超えた超高密度でシカたちは街の中に生息。世界的に見ても極めて特殊な状況だ。この環境で、シカたちはどのように生きているのか? 番組取材班は特別な許可を得て、初めての長期密着撮影に挑んだ。今回は春・夏編!

春の出産期、地元の人でも滅多に見ることのできないシカの出産の一部始終の撮影に成功。さらにわが子を守るため、観光客や犬に果敢に立ち向かおうとする母ジカの猛々しい姿や、人知れず命を落としてしまう子ジカなど、野生動物として生きるさまが次々と明らかに。そしてシカたちのすぐそばには、時に荒ぶるシカたちと折り合いをつけながらも、「共に生きる」ことを目指してきた、奈良の人々の姿があった。

和久田麻由子アナウンサーが早朝から深夜まで、シカたちの1日に密着取材したり、奈良県のマスコット・キャラクター「せんとくん」が思わぬカタチで登場したり。知っているようで、まるで知らなかった、奈良のシカたちの驚きの物語。

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第599回「密着!南極生きもの大調査」

雪と氷の大地、南極。最低気温マイナス80度の極寒の大陸だ。番組取材班は初めて日本の南極観測隊に同行し、その調査に密着した。60年を超える日本の南極観測は、気象や地質など様々な分野に及んでいる。今回、取材班が密着したのが「生きものたち」の調査だ。

まずは南極を代表する生きものの一つ、アデリーペンギンの調査。日本の観測拠点の昭和基地の周辺では、大群のペンギンたちが子育てをしているのだ。取材班が訪れた夏、アデリーペンギンたちは繁殖期を迎えていた。観測隊は生態調査のために親ペンギンの背中にカメラやGPSなどの計測器を取り付けて、その行動を追った。そこから明らかになったのは、ヒナの成長が格段に良くなっているという意外な事実。その原因は、南極の海に起きている異変だという。一体どんな異変が起きているのか?現場からの最新情報を伝える。

さらに観測隊が向かったのは、夏にだけ現れるという「幻の湖」。普段は分厚い氷に覆われていて、その姿が見えないため「幻」と言われている。この湖の中には日本の観測隊が世界で初めて見つけた珍しい生きものがいる。なんとその生きものには、生命の進化の秘密が詰まっているという。取材班は研究者と共に幻の湖へ潜入、その探索を行った。すると水深10m付近に緑のタケノコのようなものがにょきにょきと生えた奇妙な光景に出会う。このタケノコのようなものこそが、探していた生きもの、「コケボウズ」だ。コケやバクテリアなどの生きものが集まってできた集合体で、極限環境の南極の湖の底で、なんと数万年前から存在しているという。コケボウズが握っているという生命進化の秘密とは?

最先端の調査を通して、南極の独特の生き物たちの素顔に迫った。

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第600回「激レア生物続々! 深海大冒険」

世界屈指の生物多様性を誇るニューギニア島周辺の海。その深海には、シーラカンスをはじめ、古代から姿がほとんど変わっていない「生きた化石」と呼ばれる生物が数多く潜んでいるという。取材班は、アフリカ以外で初めてシーラカンスの生息を突き止めた研究者マーク・アードマン博士と共に、あのダイオウイカの撮影にも成功した潜水艇に乗って、未知の深海調査に乗り出した。

シーラカンスらしき魚を釣ったという地元漁師の情報を元に、海岸から急激に落ち込む崖に沿って潜行すると、アンモナイトそっくりの姿をしたオウムガイや、一見植物のような奇妙な動物・ウミユリを目撃。まるで太古の海を探検するような光景を目の当たりにする。

そして調査最終日、海の奥底で見つかった海底洞窟の中に、謎の巨大魚がいることを発見!巨大な頭を持ち、お腹から棒状の突起を生やした不思議な姿は、地元の海を知り尽くしたアードマン博士さえ見当がつかない。

その正体は、ヒョウモンシャチブリ。今世紀に入って発見されたばかりで、深海で生きている姿は誰も見たことがないという極めて珍しい深海魚だった。取材班はこの巨大魚を追跡し、謎に満ちた生態に迫った。

太古から時が止まったような世界で、奇妙な姿で生き延びてきた生きものたちを追う、深海大冒険ドキュメント。

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第601回「赤ちゃんに初密着!ライオン びっくり育児術」

主人公はもふもふでかわいいライオンの赤ちゃん!

実はライオンの子育ては、メスが群れから離れ、3か月ほど単独でひっそりと行われることから観察が難しくこれまでほとんど撮影されたことがなかった。取材班は、タンザニアのセレンゲティ国立公園に、まれに見るベビーラッシュを迎えた群れがいるとの情報を入手。その群れに長期密着すると、人間顔負けの驚きの育児術が見えてきた!

その一つが、おばあちゃんの活躍。初めて育児をする新米ママには、赤ちゃんのおばあちゃんが付き添い、ヘルパーとして育児を手助けするのだ。さらに、本来単独で子育てするはずのメスたちが、共同で育児をするという極めて珍しい行動も目撃。群れのメスが同時に出産すると、母親たちは一緒に子育てをすることがあるのだ。

出産から3か月が過ぎるころ、母親は赤ちゃんを連れて群れに合流する。するとなぜか、自分の赤ちゃんではなく、別の子どもにお乳を与え始めた。実はライオンのメスは、群れの子どもが飢えないように分け隔てなく授乳する習性があるのだ。だから、赤ちゃんたちは、年上の子どもたちを押しのけないと、十分なお乳をもらえない。これが、メスが群れを離れ単独で育児をする主な理由。赤ちゃんが3か月ほどになって、お乳の争奪戦に負けないようになるまでは、群れには合流できないのだ。

さらに観察を続けると、これまで育児にほとんど関わらないと思われていたオスにも、重要な役割があることがわかってきた。オスは、子どもに獲物を分け与える習性があることが知られていたが、より幼い赤ちゃんほど最優先させるという意外な行動が明らかに。群れに合流したばかりの一番弱い赤ちゃんが生き残るのに、オスの存在が欠かせないのだ。

多彩な育児方法で百獣の王へ成長していくかわいい赤ちゃんを軸に、群れの絆に支えられた知られざるライオンの子育てを見つめる。

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第602回「北海道 リスvs.カラス 樹上の攻防戦」

朝ドラ「なつぞら」の舞台にもなっている北海道十勝地方。その中心都市、帯広市では、公園をはじめ街のあちこちで野生のエゾリスが暮らし、人々の癒やしにもなっている。取材班は街なかの公園で3匹の子どもを育てる母リスに密着。「モモ」と名付け、およそ2か月にわたる子育ての日々を追いかけた。モモ親子に再三つきまとっていたのは、天敵のカラス。巣の中から子リスが出てくる瞬間を待って、襲いかかろうというのだ。こうした天敵から子どもを守るため、エゾリスが身につけた作戦の一つが「引っ越し」。およそ10日から2週間ごとに巣を変えることで、巣を特定されるのを防いでいる。さらに実際には使わない「ニセモノの巣」まで作り、敵の目をそらそうとしている。だがここまで周到な対策をしていても、モモたちに悲劇が襲ってしまう。モモが食事のため巣を不在中、3匹の子どものうち2匹がカラスに連れ去られてしまったのだ。この日からモモの性格はひょう変する。しつこく巣に近づこうとするカラスに対し、まさに捨て身の攻撃! 自分よりずっと大きな相手に対して、自身を顧みず猛突進して遠ざけようというのだ。さらにモモは、自分の巣に逃げようとするカラスを追いかけ、激しく攻めたてた。まさに「攻撃は最大の防御」。果たしてモモは、最後の1匹となったわが子を無事、育てあげられるのか? 人のすぐそばで繰り広げられる、エゾリスとカラスの知られざる攻防戦を描く。

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第603回「熱帯のミステリー 踊る!漆黒の人面鳥」

南太平洋に浮かぶニューギニア島。密林の奥地で、奇妙な人面生物が撮影された。まるで小さな子どもが描く人の顔。真っ黒な顔に、黄色い目、にっこりほほえむ青いくちびる。頭からは、髪の毛のようなものが何本も伸びている。正体はタンビカンザシフウチョウ。ハトとほぼ同じ大きさの鳥で、全身真っ黒。胸元で鮮やかな金属光沢を放つ飾り羽が美しい。実はこの鳥、もうひとつすごい特徴があることが去年発表された論文で明らかになった。光の99%以上を吸収してしまう、世界で最も黒い鳥のひとつだったのだ。その黒さはカラスの比ではなく、あまりにも黒すぎて立体感を見失うほど。秘密は特殊な構造の羽にあるという。いったいなぜこれほど黒いのか? なぜ人の顔に化けるのか? 地元の人に案内してもらい、森の奥深く、この鳥が現れるという場所にカメラを構えて待つ。やって来たタンビカンザシフウチョウは、突然スカートのようなものを広げ、バレリーナのような姿で踊り始めた。首を大きくすくめたり、左右に激しく振ったり。撮影を続けると、踊っているのはオスだけだということが判明。これを真上の枝から見下ろしていたのがメス。不思議なオスの踊りを、メスの目線になって見下ろしてみると、驚きの映像がとらえられた! 踊りのクライマックスで、人がにっこり笑うようなあの姿を現したのだ。この奇っ怪な姿には、熱帯の森で命を残すための、オスたちの戦略が秘められていた。謎が謎を呼ぶミステリーに、番組が全力で挑む!

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第604回「世界最大のサンゴ礁 月が導く大産卵」

世界最大のサンゴ礁、オーストラリアのグレートバリアリーフを舞台に、月に導かれるように起きる生きものたちの大スペクタクルに迫る。

夏、サンゴ礁の生きものたちは示し合わせたかのように次々と産卵を始める。月の引力によって引き起こされる大潮の日、オオシャコガイやナマコ、ニザダイの仲間などが次々と産卵を開始。大潮の日は満潮と干潮の水位の差が最も大きく、潮の流れが早くなるため、流れに乗せて卵をより遠くへ運べるからだ。

さらにその数日後には、数えきれないほどのサンゴが一斉に産卵。海が卵で埋め尽くされるという。その様子は、サマースノー(夏に降る雪)とも呼ばれ、グレートバリアリーフを代表する絶景だ。

一方、潮の満ち干にあわせた大産卵は陸の上でも起きる。アオウミガメの世界最大の産卵地・レイン島では、夏になると毎年産卵のために何千キロも離れた海からアオウミガメが大集結。産卵のピークは大潮の日の満潮のタイミング。陸を移動するのが苦手なアオウミガメにとって、海面が高いほど上陸して歩く距離を短くできるためチャンスなのだ。一晩に上陸する数は、ピーク時には2万匹以上にものぼる。大混雑した浜辺で、産卵は夜を徹して行われる。翌朝、産卵を終え海へ戻るウミガメを待ち受けるのは、照りつける太陽と潮が引いてむき出しになった岩場。くぼみにはまって抜け出せなくなるウミガメが続出、このままだと脱水症状で命を落とすことに。その時、再び潮が満ちてきて…。

地球から遠く離れた月の動きに合わせるように起こる、サンゴ礁の生き物たちの壮大な命の営みに迫る。

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第605回「発見続々!日本は恐竜王国だった」

日本は“恐竜の空白地帯”だと長く考えられてきた。しかし今、日本各地で様々な恐竜の化石が見つかり、その常識がくつがえりつつある。昨年、大きな注目を浴びたのは北海道むかわ町で見つかった「むかわ竜」。むかわ竜は全長約10mの植物食の恐竜で、巨大恐竜としては日本で初めて全身骨格化石が見つかったため、“パーフェクト恐竜”の異名を持つ。当時の日本の海岸沿いで大きな群れを作って生きていたという。

さらに最新研究で、むかわ竜のまわに多種多様な恐竜が生きていたこともわかってきている。その筆頭は長い首が特徴の竜脚類。モンゴルで見つかった足跡の化石から、恐竜界でも最大クラスとなる30mの超巨大種が生きていたという。北海道夕張市で見つかった化石からはノドサウルスと呼ばれる全身トゲだらけの怪物のような姿をした恐竜が生きていたことが浮かび上がっている。さらに去年、あの有名なティラノサウルスの仲間の化石も北海道芦別市で見つかった。いまや日本は、世界でも指折りの恐竜化石のホットスポットだったと考える研究者もいる。

番組では専門家や化石愛好家たちが日本各地で見つけた恐竜たちの数奇な発見物語を紹介。さらにその発見で浮かび上がった日本の恐竜世界をCGで再現!知られざる太古の日本の恐竜たちがよみがえる!

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第606回「世界初追跡!コビトカバ」

パンダと並び世界三大珍獣の1つに数えられる、コビトカバ。体重は、サバンナに暮らす普通のカバの10分の1しかない世界最小のカバだ!サバンナに群れで暮らす普通のカバと違い、コビトカバは西アフリカのごく限られた密林の奥地に単独で暮らしており、生息数はわずか2000頭と推定される絶滅危惧種だ。しかも、生息地の周辺では長い間内戦が続いており、研究者が立ち入ることさえできなかった。そのため、未だに詳しい生態はわかっておらず、野生で見た人はほとんどいないという?幻の珍獣″だ。

15年ほど前にようやく内戦が終結。近年になって研究者が調査に入り、その姿が確認されはじめているが、コビトカバは夜行性で非常に神経質なため、本格的な撮影に成功した人はまだ誰もいないという。

そこで番組では、百戦錬磨のスタッフを集めて珍獣特捜隊を結成。この道40年のベテランカメラマン、特殊機材を駆使する技のカメラマン、動物の気配を嗅ぎ取るディレクターが、現地の専門家と共に世界に先駆け撮影に挑んだ。向かったのは最近最も調査が行われているシエラレオネ共和国。撮影はコビトカバの痕跡探しからスタート。足跡やフンなどを地道に探し、無人カメラや撮影用のテントを設置して待ち構える。1か月半にわたるジャングル生活の末、真っ暗闇の中、非常に注意深く川から上陸し、草を食べ、縄張りを主張する様子など、これまで誰も見たことのなかった決定的瞬間の撮影に成功した。

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第607回「ネコ大特集!“女王”波乱の交代劇」

私たちに最も身近な動物・ネコ。その知られざる“女王”交代のドラマに初密着。舞台は福岡県の相島(あいのしま)。周囲8キロほどの小さな島に150匹ほどのネコが暮らし、昔から人と仲よく共存してきた「猫の島」だ。世界じゅうのネコ好きが訪れる一方で、40年ほど前からネコの生態に迫るユニークな研究が続けられている。私たちは5年にわたり、研究者とともにこの島のネコたちの生態を丹念に記録してきた。2018年、女王のように強かった島一番のモテメス「ミュウ」が死んでしまう。残された娘の「コガネ」は3歳、まだ母のような貫禄はない。ネコは母系社会。母親と娘は子育てを助け合う「共同保育」をしたり、母親の子育て場所を娘が受け継いだり、娘が大人になってからも深い関係がある。1匹だけで子育てを始めるコガネだが、ライバルのメスたちがこの場所を奪おうと次々襲来。さらに子どもの命を狙う危険な「あぶれオス」たちもやってきてしまう。そこに現れたのは思わぬ救世主、子どもの父親「シャーム」。あぶれオスたちに次々と戦いを挑み、子育て場所から遠ざけたのだ。これまでオスは子育てに参加しないと考えられてきたイエネコの常識を覆す大発見だ。子どもたちの成長と共に、引っ越しをするコガネ。シャームは子どもたちが一人前になるまでの間、ずっと見守り続けていた。まるで人間の家族のような姿だ。そうして迎えた次の繁殖期、コガネとシャームの恋の行方に波乱が…。島のネコたちが見せてくれた、驚きと感動の物語!

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第608回「生きものの楽園!磯遊びにレッツギョ〜!」

夏と言えばやっぱり海!特にたくさんの生きものとふれあえる磯遊びは子供たちに大人気!潮が引くと現れる潮だまりを含む磯には、なんと300種類を超える生き物が暮らす。そこで、お魚博士さかなクンと一緒に、磯に暮らす生きものたちを大研究!子どもたちと生きもの探しをはじめると、顔がカエルによく似たカエルウオや、梅干しそっくりなウメボシイソギンチャクなど数え切れないほどの生きものを次々発見。黄色と黒の体にコバルトブルーの斑点が綺麗な魚は、ナベカ。潮だまりで1、2を争う美しい魚だ。でも、オスは繁殖の時期になると黒色に変色。卵が孵化するまでの5、6日間ほど巣穴に張り付いて、卵を守る子煩悩パパになる。そして、さかなクンが一目置く磯のスーパー生物がフジツボ。磯は強い陽射しに熱せられると、岩場の表面の温度は50℃以上に上昇するが、フジツボはへっちゃら。さらに潮が満ちると、奇妙な脚を出して一瞬の早ワザで食事をとる。番組では、赤ちゃん時代のフジツボの全く違う姿やユニークな脱皮シーンなど、普段見ることができない驚きの瞬間を大公開!さらにさかなクンは、潮だまりでチョウチョウウオなど、色とりどりのきれいな魚を発見。本来は沖縄などの南の暖かい海で暮らす魚だが、黒潮に流されて、太平洋沿岸に広く流れ着く。冬は生き延びられないので、季節限定のとっておきの生きものだ。夏の磯遊びで見られる驚きの世界に迫る!

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第609回「大冒険!南硫黄島 はるかなる進化の物語」

「まさに今、進化が起こっている瞬間」が見られる島がある。東京都心から南へ1,300?。小笠原諸島の南硫黄島だ。直径わずか2?に対して、標高916m。平均斜度45度もある急峻な地形のため、これまで一度も人が暮らしたことがない。今も国が上陸を固く禁じていて、人間の影響は皆無、極めて珍しい環境が保たれている。島の誕生から3万年、様々な生きものが自然と入り込み、まさに今独自の生態系が生まれようとしているところだ。2017年、東京都と首都大学東京などによる合同調査隊が、初の全島調査を敢行。番組はこの調査に完全密着した。各分野で大活躍する10人の研究者たち。落石だらけの危険な崖を登った先で、珍しい動植物を次々と発見する。中腹の斜面に張ったテントには夜、巣に戻ってきた海鳥の大群が次々と降り落ちる。その様子に喜喜として調査を始めたのが、鳥類学者の川上和人さん。脚の標識を確認するなどして、貴重な海鳥の行動を記録。さらに最新のドローンも駆使して、この調査で新たに2種類の海鳥の繁殖を確認した。進化学者の千葉聡さんは、生命進化の謎に迫ろうと、ある小さな生きものを探していた。大きさわずか2ミリの小さなカタツムリ「コダマキバサナギガイ」だ。今回、このカタツムリがわずか2万年のうちに5つの異なる形に変化していたことを発見。これは進化の物差しから考えるととんでもなく速いスピードだと千葉さんは言う。進化がまさに今、目の前で起こっている「瞬間」に、私たちは立ち会ったのだ!

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第610回「東京生きもの調査隊 春編」

2020年のオリンピックを目前に控え、世界の注意が集まる大都市・東京。そこで人知れず暮らす生きものたちの姿を、視聴者の皆さんと一緒に1年にわたって調べる「東京生きもの調査隊」。今回はシリーズ第一弾。

視聴者のみなさんに情報を募集したところ、多く寄せられたのは春先に巨大なカエルが街なかに出没するという情報。3月、目撃現場を訪ねると、住宅街の道端に大きなカエルを発見。日本固有のカエルとしては最大になるヒキガエルだ。普段は庭先の湿った隙間などにもぐりこんで姿を現さないが、春先はヒキガエルが繁殖相手を探して路上や公園などによく出没する。オスはメスを見つけると、背中にしがみついて離さない。そこに、別のオスが割り込もうとアタック。あちこちで戦いが繰り広げられる。争いながらカエルたちが目指すのは卵を産むための水辺。カップルになった者たちは庭や公園の池などで産卵していく。目撃情報の多くは、こうして集まったカエルたちを目にしたものだったのだ。

一方、東京には意外なほどたくさんのタヌキも生息。世田谷区では線路の上で、大田区では中学校の排水溝で目撃情報が寄せられた。なぜこんな場所に?その暮らしぶりを隊員が調査!

さらに高級店立ち並ぶ銀座の街では、春を告げる鳥・ツバメを調査。東京都心部では子育てする数が減り、銀座で昨年見つかった巣はたった2か所。姿を消すのは時間の問題と思われていた。ところがこの春、6か所で子育てが始まり復活の兆しが見えている。その理由は、ツバメの獲物となるミツバチの増加。銀座では、蜂蜜をとるためのミツバチの養蜂が始められていて、そのハチをツバメが子育てのための獲物として活用していたのだ。

知ってビックリの東京の生きものたちの知られざる暮らしぶりに迫る。

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第611回「素潜りで迫る!クジラの新伝説」

世界的水中カメラマン、リック・ローゼンタールさん。これまで50年にわたり、カジキやマグロなど、世界中で海の大物たちの撮影に挑んできた。その流儀は空気タンクを使わない「素もぐり」。撮影相手を空気の泡や音で驚かせないことで、ありのままの素顔を狙えるのだ。今回のターゲットはザトウクジラ、特にその知能の高さに注目する。北米・アラスカでは、海岸線で単独行動する謎のメスに大接近。この辺りでは、ふつうニシンなどを群れで追い込んで狩るが、このメスはふ化場から放流されるサケの稚魚に目をつけた。アメリカではクジラは法律で保護されているため、ふ化場の人たちは驚かせたり進路妨害したりして追い払うことはできない。人々は知恵を絞って対策に乗り出す。まず稚魚を飼育しているいけすごと沖へ運び出して放流。しかしこのメスは沖合までついて来て、放流された魚を食べてしまう。続いて漁船をチャーターし、その船の中に稚魚を隠して沖に運び放流する作戦。メスに気づかれず放流できたが、この方法では予算オーバー。次は、いけすの網の一部だけ開けて少しずつ放流するようにする作戦。しかしこのメスは、狭いいけすの中に入り込んで、なんと魚を食べてしまった! 人間の作戦のウラをかく、ザトウクジラの能力の高さに、驚くばかりだ。南太平洋ではクジラからクジラへと求愛の「歌」が伝わる様子を記録。大海原に生きるクジラ。私たちが知っているのは、その奥深い世界のほんの一部だということに気がつく。

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第612回「ワオキツネザル 期間限定!ぐうたらオスが大変身」

アフリカ・マダガスカルにだけ暮らす原始的なサルの仲間、ワオキツネザル。群れには大人のオスとメスがそれぞれ数匹ずつ暮らしているが、不思議なのがオスとメスの関係。オスは群れの仕事を何もしない。子どもたちの世話だけでなく、群れ同士の縄張り争いさえもメス任せ。オスたちは「われ関せず」とばかりに、高みの見物だ。まさに「動物界きってのぐうたら者」。一方で、メスに食べ物や毛繕いを要求されると、オスは一切逆らえないのも興味深い。徹底した「メス優位」の社会でもあるのだ。4月下旬、恋の季節を迎えたオスたちが大変身をみせる。まず始めるのが、前足でこすった尻尾をメスの前でフリフリ動かして見せるヘンテコな行動。前足から出る自分のニオイを尻尾につけ、メスにかがせアピールするのだ。続いてオス同士のケンカが勃発。相手の顔に爪を突き立ててアタック。攻撃を大ジャンプでかわす姿はまるで忍者! さらにかみつき攻撃や、樹上での空中戦まで、普段の姿がウソのような激しい戦いを繰り広げる。耳がちぎれたり、足を大ケガしたり、戦いの激しさは、メスたちの縄張り争いをはるかに上回る。一方で、この恋の季節は成長した若オスにとっても勝負の時。母親の群れを出てよその群れに移籍する時期でもあるのだ。群れに入るための関門は2つ。まずは相手の群れの中で力を持つオスに強さを示し、認めさせなければならない。次にメス。恋の相手に選ばれて初めて群れの一員になれるのだ。番組はコロと名付けられた若オスに密着、思いがけない出会いにも支えられながら、大人への階段をのぼっていく様子を丹念に描く。

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第613回「東京に出没!緑のインコ軍団」

今、東京の各地で目撃相次ぐインコの大群に密着。その正体は、鮮やかな緑色のワカケホンセイインコ。番組で情報を募集したところ、「六本木ヒルズで見た」「近所の神社に大群が来る」などのお便りが多数。なぜ外国の鳥が東京でこんなにたくさん暮らしているのか?その理由を探りに、大群が見られるという渋谷区の住宅街を訪ねると、小鳥のエサ台になんと100羽近いインコの姿が。食べ物の少ない冬場、野鳥のために用意されたエサ台の場所を覚え、こぞってやって来るようになったという。一方、別の方のお便りからは、およそ300羽もの大群が、住宅街の一画をねぐらにしているとの情報も。

このワカケホンセイインコ、今から60年ほど前のペットブームで日本に持ち込まれ、逃げ出したものが野生化し、生き延びてきたと考えられている。しかも今、東京だけでなく世界30か国以上の都会で同様に野生化し、数を増やしているという。

なぜ、都会で数を増やすのか?取材班は本来の生態を探りに、生息地の1つスリランカに向かう。すると現地でも都会に適応した意外な暮らしぶりを目撃。都市化が進み、元々の生息環境である林や草原が失われる中で、都会に新天地を求めた結果だという。ワカケホンセイインコはずば抜けた環境適応力を持つ鳥なのだ。

さらに、東京での密着取材から、ワカケホンセイインコのたくましい暮らしぶりも明らかに。独自の情報交換術で効率的に食物を見つけたり、遠距離通勤で子育てしたりという超意外な暮らしぶりを目撃。東京上空に出没する緑のインコ軍団の知られざる生態に迫る。

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第614回「ハチドリ怪事件 消えた卵とタカの正体」

アメリカ南西部・ソノラ砂漠の森で怪事件が発生! 数十個の鳥の巣から、卵が一斉に、こつ然と消えてしまったのだ! 被害者は、体重3.5gの極小サイズの鳥・ノドグロハチドリ。毎年春から秋にかけて、子育てのためメキシコ南部から2千kmも旅してこの森にやってくる渡り鳥だ。事件現場を詳しく調べると不思議な事実が浮かび上がった。被害にあったハチドリたちの巣は、なぜか1本の木を頂点とする「円錐形」の範囲に集中していたのだ。犯人はいったい誰だ? 研究者とともにハチドリの巣、一つ一つに無人カメラを仕掛けて観察をしたところ、メキシコカケスという鳥が卵を盗んでいたことが判明。ヒマワリの種ほどの大きさしかないハチドリの卵は、子育て中のカケスのベビーフードにちょうどいいのだ。小さなハチドリは体に多くのエネルギーを蓄えることが出来ないため、20〜30分ごとに巣を離れて食事に出かけなければならない。カケスたちは無防備なハチドリの巣を次々とまわり、短期間に大量の卵を盗み出していた。卵を奪われたハチドリたち。再び産卵するが、すぐにカケスに盗まれてしまう。もはや万事休すかと思われたその時、追い打ちをかけるような事態が発生。「円錐形」の頂点の木に、鳥を襲うどう猛なタカ・クーパーハイタカが営巣し、子育てを始めたのだ。しかしこんな状況にも関わらず、ハチドリたちは「円錐形」の中にとどまって子育てを再開。するとカケスに卵を奪われる被害がピタリとやんだ! 一体なぜ? そこには専門家も驚く、ハチドリの意外な戦略が隠されていた。砂漠の森に暮らす3種の鳥たちの不思議な関係性に迫る。

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第615回「動物大集合!秘密の多摩川」

オリンピックを目前に控え、世界の注意が集まる東京。その街なかを流れる多摩川に、キツネやアナグマ、シカなど、街では出会うはずのない生きものが密集する秘密のスポットがある。その名は「多摩川トライアングル」。高層マンションや住宅街に挟まれた中流域の河川敷に、なぜかうっそうとした森が広がっている。この森にすむ生きものを徹底調査しようと撮影に挑んだのは、動物カメラマンの平野伸明さん。去年、東京・奥多摩の自然に密着し、世界に1000羽しかいない希少な鳥・ミゾゴイの不思議な踊りや、なぜか魚に抱きついてしまう奇妙なカエルなど、驚きの映像の撮影に大成功した。

今回、平野さんが多摩川トライアングルで最も注目している動物は、ニホンイタチ。警戒心がとても強く、観察が極めて難しい謎に包まれた生きものだ。けもの道に自動撮影カメラを設置すると、早速うつったのはタヌキやキツネ。更に、最近までこの周辺では見ることのなかったシカ、アナグマ、イノシシなどの森の動物の姿もとらえた。確認できたほ乳類は、なんと11種にも上った。

なぜ、この場所にこんなに多くの動物が見られるのか?その背景には、河川敷の環境の変化がある。多摩川では河川の整備が進み、大雨の時でも氾濫することがほとんどなくなった。そのため、本来、石の河原だった場所が樹林に姿を変え、森の動物たちが暮らせる環境がいつのまにか出来上がっていたのだ。

6月、平野さんはついに子育て中のイタチを発見。追跡すると母親が魚を何度も巣穴に運ぶ様子を目撃する。狩りの場になっていたのは、なんと川岸の波消しブロック。人工的な環境も巧みに利用し、したたかに子育てをしていたのだ。

しかし7月、事件が起きた。イタチの巣穴になぜかタヌキが乱入!果たして子供たちの運命は?都会の川で繰り広げられる、知られざる動物たちのドラマに迫る。

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第616回「爆走鳥!ロードランナー」

開催まであと1年を切った東京オリンピック。鳥の仲間にも、陸上オリンピック選手並みの猛スピードで爆走する快足スプリンターがいる。アメリカ西部の砂漠地帯に暮らすロードランナーだ。名前に「ランナー」とつくように、走ることが超得意。長い尾羽とスラリとした脚をもち、飛ぶ鳥でありながら日常のほとんどを走って過ごす変わり者だ。体の大きさはカラスほどだが、最高時速はあのウサイン・ボルトにも迫る40km! 飛ぶ鳥の中で世界最速のスピードを誇る。今回、このズバ抜けた速さの秘密を探るため、最新のハイスピードカメラも使ってあらゆる角度から撮影。スポーツコメンテーターの為末大さんが、磨き抜かれた走りを徹底分析した。すると、ロードランナーは陸上競技のトップアスリートにも匹敵する、数々の卓越した走りのワザを駆使していることが判明。空気抵抗をおさえるための前傾姿勢や、脚力を効率よくスピードに繋げる体の動きなど、理想的な走りのフォームを身につけていたのだ。さらに脚の形や尾羽など、体のパーツも速く走るのに特化。まさに走りを極めた「爆走鳥」だったのだ! 飛ぶこともできるのになぜ走りを極めたのか? そこには砂漠で暮らすための意外なワケが秘められていた。荒野を舞台に繰り広げられる、爆走鳥の知られざる物語。

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第617回「奈良ならでは! 古都のシカ 命つなぐ戦い」

古都・奈良の街なかで暮らす野生のシカ。その知られざる姿に迫る第2弾! シカたちが暮らすのは、春日大社や東大寺が建ち並ぶ奈良公園の一角。現在2,000頭近くが暮らしている。秋、林の中を不思議な鳴き声が響き渡る。声の主はオスジカ。恋の季節を迎え、自分の存在を周りにアピールしているのだ。オスたちは春から夏にかけて伸びた角を研ぎ、戦いに備える。ライバルを見つけると、体をのけぞって威嚇。互いに逃げ出さなければ、角を相手に向けて猛突進、どちらかが身をひくまで、激しい戦いが続く。だがここは奈良の街の中。オスたちの恋路はちょっと変わった展開を見せる。折しも秋の観光シーズン、とがった角のまま観光客に近づくと危険なのだ。現地で角の威力を確かめる、ナレーション担当の和久田麻由子アナウンサー。角の先のとがり具合は「まるでヤリのよう!」。このため昔から奈良で続けられてきた風習がある。人の手で角を切る「鹿の角切り」だ。人とシカが街の中で共に生きるための工夫。今でも昔ながらの方法で角を切る伝統行事も行われている。角を切られたオスたち。子孫を残す戦いに欠かせない、大切な「武器」を失ったに等しいのだが…意外にも、オスたちは角を切られたあとも戦いをやめない。角を切られたオスが、まだ角を切られていないオスに戦いを挑み、勝つことさえしばしばあるのだ!人とシカが長い歴史の中で共に暮らしてきた、「奈良ならでは」の光景。街の中でたくましく生き抜いてきたシカたちの知られざる姿を、秋から冬にかけて丹念に追う。

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第618回「23年ぶりの大調査!南極 巨大生物の海」

氷山が浮かぶ南極海。夏、氷がとけると生きものたちが大集結する。地球最大のシロナガスクジラやザトウクジラなど、巨大なクジラたち。そして深海にはダイオウイカをしのぐ伝説の巨大イカも姿を現すという。こおるような海に、なぜ巨大な生きものたちが集まるのか? 日本の水産庁や水産研究・教育機構による23年ぶりの大規模調査に、取材班が完全密着した。調査のため集まったのは海洋環境や大型生物など、各分野のスペシャリストたち。4か月にも及ぶ長い航海で調査は行われた。ある日、調査船が不思議な光景に遭遇する。空を埋め尽くす無数の海鳥。海面には100頭ものザトウクジラが、まるで船を取り囲むように現れたのだ。急いで生物採集用の巨大ネットをひくと、南極海の豊かさの鍵を握るある生きものをとらえた。ナンキョクオキアミだ。姿はエビに似た小さな生きものだが、その量がものすごい。野生動物1種としては、地球で最も量が多いと言われているのだ。南極海に生きものが集まるのは、このナンキョクオキアミを求めているから。このオキアミが「糧」となることで、無数の生きものの命を支えていた。さらに新開発のカメラで深海を調査。知られざるふしぎな世界を探索する。今回の調査で、南極海の深海に多彩なイカが生息していることを初めて映像で記録。腕に鋭く長い爪をもつ、珍しいナンキョクニュウドウイカ。さらに世界で最も重たいイカといわれるダイオウホウズキイカにも史上初めて大接近!? 巨大生物が勢ぞろいする南極海の秘密を、ハラハラドキドキ、臨場感たっぷりに描く。

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第619回「超カラフル!ダンゴウオの謎」

小さい!まん丸!カラフル!超かわいいダンゴウオが主人公。その名のとおりだんごのようなぽってり体形につぶらな瞳で、水族館でも大人気の魚だ。そんなダンゴウオには大きな謎がある。それは体の色。赤、白、黄など同じ種なのに色がみんな違うのだ。一体なぜなのか?宮城県南三陸町の志津川湾を舞台にその謎に迫った。すると、ダンゴウオが東日本大震災で環境が激変した海を生き抜いてきた秘密が、その多彩な色に隠されていたことが明らかに!

3月、取材班は長年ダンゴウオの観察を続けてきた水中写真家の佐藤長明さんとともに、撮影を開始。海藻や岩の上で色とりどりのダンゴウオを発見する。よく見ると、揺れる海藻でも、ゴツゴツした岩の上でも、張りついて離れない。腹ビレが変化した吸盤でくっついているのだ。この不動の暮らしこそダンゴウオの“護身術”。体を丸めて岩の一部になりきったり、背びれを立てて左右に揺れて海藻になりきったり、多様な環境が広がる志津川湾の、何かに“なりきる”ことで敵の目をあざむいているのだ。

実は、この“なりきる”ためには体の色がとっても大事。しかし、それぞれの色がどのように決まるのかは謎。そこで、ダンゴウオの大ファンというさかなクンと大実験。赤ちゃんダンゴウオを長期飼育することで、色の変化を観察した。すると、どうやら一匹一匹、好みの色があるよう。自分の好きな色の場所にくっついて、その色に変化していくことで、見事に岩や海藻になりきるのだ。

さらに、ダンゴウオたちの恋にも密着。オスは巣穴となる岩場の争奪戦を繰り広げる。確保した巣穴にメスが訪れ産卵した後、およそ50日間、肉食の貝などの捕食者から卵を守り続ける。かわいいくもたくましいダンゴウオたちの知られざる暮らしに迫った。

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第620回「東京生きもの調査隊 秋だけど夏編」

2020年のオリンピックを目前に控え、世界の注目が集まる東京で、生きものたちの姿を、視聴者の皆さんと一緒に調べる「東京生きもの調査隊」、第2弾は夏編。

夏の夜、東京の空に舞う無数のコウモリ。番組にも多くの目撃情報が寄せられた。街なかに暮らすのは、アブラコウモリ。現場を訪ねると、日が暮れた水辺でまるで酔っ払ったような奇妙な飛び方をするコウモリを発見。水辺に多い虫を超音波を駆使して発見し、とらえているのだ。アブラコウモリが、日中“ねぐら”に使うのは建物の隙間など、人工物だけ。東京は身を隠せる人工物が多く、狩りの場所である水辺も豊富。“都会派”のアブラコウモリにとって理想ともいえる場所だった。

もう一つの主役は夏の東京を代表する昆虫、セミ。なぜ街なかにたくさん暮らせるのか?その秘密は食べ物にある。セミの食べ物は樹液。東京の街なかで一番多くみられるアブラゼミの場合、街なかに多いサクラの樹液が大好物。大きな森が無くても、街路樹があれば都会でも十分暮らせるのだ。

東京湾にほど近い住宅街では、道路に貝殻が散乱するという事件が発生!犯人は一体何者か?隊員が現場へ出動し、事件の真相を探る。

番組第一弾でご紹介した銀座のツバメ復活物語。復活の秘密は、銀座で蜂蜜をとるため人が増やしたミツバチ。これを、ツバメが子育てのための獲物として活用していた。しかし、ミツバチには毒針があるはず。なぜ、ヒナは刺されないのか?撮影された映像を研究者と分析したところ、驚きの事実が明らかに。ツバメの親鳥は、毒針が無い、安全なオスバチだけを選んでいたのだ。大スクープ映像満載で、東京の生きものたちの驚きの暮らしぶりに迫る。

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第621回「足元で合戦!サムライアリ」

奇妙なアリの目撃情報が、全国から続々と寄せられた。興奮したアリたちが、黒い帯のように巨大な群れをつくり、公園や駐車場など私たちの身近な場所を駆け抜けていく。アリの名は、サムライアリ。千匹を超えるアリの大群が突き進むさまは、戦国時代の大軍勢さながらだ。向かう先は、クロヤマアリの巣。巣に突撃したサムライアリたちは、クロヤマアリの子どもが入ったマユを略奪し始めた。「サムライ」の名にふさわしくない、無慈悲な行動。その目的とは? 謎に迫ろうと、番組は世界初撮影の実験を敢行! 巣の中が丸見えの特別な装置で、サムライアリが地面の下で何をしているのか、徹底解明する。すると意外にも、サムライアリは略奪した子どもたちを自分たちの巣の仲間にしていることが判明。だが単なる仲間ではない。女王や卵の世話、さらには自分たちの食事の調達まで、日常のあらゆる仕事をさせる「召し使い」のように、働かせていたのだ。巣の仕事はクロヤマアリに任せ、働きアリの補充の時にだけ一斉に巣の外に繰り出していた。一見、悠々自適な暮らしを送るサムライアリ。だが詳しく観察を進めていくと、サムライアリは進化の果てに、こうした暮らししか出来なくなってしまった「弱さ」も併せ持つことが分かってきた。中でも大変なのは、新しく巣の旗揚げをしなければならないサムライアリの女王。たった1匹でクロヤマアリの巣に侵入し、巣を乗っ取らなければならないのだ。数百のアリが暮らす巣への侵入は危険極まりないのだが、その瞬間の撮影にも成功。その意外な結末とは? 公園などの身近な場所を「合戦場」に変えていたサムライアリ。その知られざる暮らしに迫る。

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第622回「学校が決め手!ハイエナ大繁栄の秘密」

タンザニアの世界遺産、ンゴロンゴロ保全地域。その中に直径20キロの巨大な盆地がある。ここは、アフリカ有数の野生動物の楽園。サバンナに暮らす動物のほぼ全てが一同に会す。ここで最も繁栄している肉食動物は、百獣の王のライオン、ではなく、俊足チーターでもなく、ずばりハイエナ。400頭以上が8つの群れに分かれて暮らしている。ハイエナには、意地汚く獲物を横取りする悪いイメージがつきまとうが、実は、食べ物の6割以上を自ら狩る正統派のハンター。群れの結束力がとても強く、力を合わせて大きなバッファローをも狩ることができる。チームワークの要は群れを率いる1頭の女王。女王を筆頭に厳格な順位が定められている。ハイエナたちは、毎日群れの仲間と挨拶をしてお互いの順位を確認しあう。順位が明確に決まっていることで、秩序が生まれ、仲間内の争いが起こりにくく、チームワークを発揮できるのだ。順位は、生まれた時の母親の順位によって決まってしまう。母親が群れで10位なら子供は11位だ。不思議なことに、ハイエナの群れでは順位を覆そうとする下克上はほとんど起こらない。その最大の理由は子どもの教育。子どもは生まれて2週間もすると群れの共同の巣穴に集められる。そこは、「自分の順位」を教えこまれる「学校」。自分の母親と他の大人たちがどう挨拶するかを観察することで自分の順位を学び、自然に受け入れていく。ハイエナ大繁栄の決めては学校にあったのだ。

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第623回「アフリカ大中継スペシャル」

番組史上初の生中継スペシャル! 舞台はアフリカ・タンザニアにある世界遺産、ンゴロンゴロ。火山活動で誕生したカルデラ地形で、直径20キロ、東京23区の半分ほどの広さの平原だ。周囲は360度、ぐるりと険しい山に囲まれていて、東アフリカのサバンナのほとんどの動物たちが世界随一の高密集度で暮らす、世界屈指の野生の王国になっている。訪れる人たちに人気なのは「ビッグ・ファイブ」と呼ばれる大型動物たち。百獣の王・ライオン、陸上最大の動物・アフリカゾウ、猛牛軍団・バッファロー、サバンナの忍者・ヒョウ、激レア動物ナンバー1・クロサイ。これらをたった1日ですべて見ることもできる、世界でも類まれな場所なのだ。ンゴロンゴロにはいったいなぜ、こんなにたくさんの動物たちが暮らしているのか?

今回、百獣の王ライオンと、激レア動物ナンバー1のクロサイを中心に、生中継で決定的瞬間の撮影に挑む。ダーウィン取材班が今回の中継のために開発した最新機材を使って、空中から「ライオンの群れ」に大接近。迫力の映像撮影に挑む。さらに「世界ネコ歩き」でもおなじみの動物写真家・岩合光昭さんが、警戒心の強いクロサイに肉薄。長年の経験で培ってきた“岩合流・マル秘野生動物撮影テクニック”を紹介しながら、野生のクロサイの魅力を語る。生中継で、動物たちのどんな決定的瞬間に立ち会えるか? ドキドキ、ワクワクのスペシャル!

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第624回「がんばらないで1億年! 古代魚ガー」

最近、日本の川や池で、奇妙な姿をした巨大魚の目撃が相次いでいる。正体は北米原産のガーの仲間。鋭いキバが並ぶワニのような口と、釘を打ちつけてもビクともしない硬い鱗。日本の在来種を食い荒らし、生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるため、特定外来種に指定されている。

日本では厄介者のガーだが、実はとってもスゴイ魚。はるか1億年前、恐竜の生きていた時代からほとんど姿を変えずに生き残ってきた古代魚なのだ。恐竜はおよそ6,600万年前、巨大ないん石が地球に衝突したことで絶滅したが、ガーはその大事件さえ乗り超えて命をつないできた。なぜ、ガーは生き残れたのか?

取材班は、ガーの原産国アメリカで、その生き残り戦略を徹底取材!見えてきた驚きのサバイバル術は、なんと「がんばらない」こと。例えば狩りの方法は倒木に擬態してただ待つだけ。じっと動かず近づいた魚を電光石火の一撃で捕獲。体力の消耗を防ぐ。もちろん天敵対策もがんばらない。ある日、ガーに天敵のワニが接近。するとガーが不思議な行動を開始。勢いよく水面に飛び出したかと思うと、すぐに潜水し停止。ワニは深い水の底では動きが鈍く獲物を捕らえられないため、ガーは、ただただ水の底でワニが狩りを諦めるのを待っていたのだ。ところで、なぜガーは潜る前に水面に飛び出したのか? 実は息継ぎをしていた。えら呼吸が未発達で、水中だけでは必要な酸素を得られないのだ。これこそガーが1億年の時を生き抜くことが出来た最大の理由と深い関わりがある。さらに番組では、これまで撮影されたことがほとんど無いというガーの恋に密着。そこにもがんばらずに命をつなぐ、ある巧みな戦略が隠されていた!

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第625回「生きものが放つ!光の大絶景スペシャル」

世界には光を放つ生きものが7000種もいると言われている。クリスマスを前に華やぐ街のイルミネーションにも負けない、光り輝く生きものたちの物語を紹介する。北米の森林地帯で地面を光のウエーブで彩るのはホタルの仲間。一説には見通しの悪い森の中でオスたちが一斉に光ることで、遠くのメスにもアピールできると考えられている。南米ブラジルの大草原ではエメラルド色に輝く光の塔を発見。光のヌシは小さな虫の幼虫。光に吸い寄せられるようにやってくる羽アリを食べるのだ。オーストラリアやニュージーランドの洞窟には、天井をまるで星空のように美しく彩る光る幼虫が住み着き、飛び立った虫を捕まえる。さらに海に目を向けると、フィリピンの海中洞窟で生物界最強の光を放つ魚を発見。夜になると大群で一斉に出てきて、流星群のような絶景を生み出す。メキシコでは光るイルカを発見! 実は光っているのはイルカではなく、海を漂うプランクトン。刺激を受けると強い光を放つのだ。その目的を実験で確かめると驚きの世界が見えてきた。天敵のエビに食べられるプランクトンが発光すると、さらにその敵であるイカがやってきてエビに襲いかかるのだ。海の生物が発する光はSOS信号にもなっているようなのだ。実際、深海ではほとんどの生物が何らかの光を放つと言われており、SOSを発するものもいると考えられている。実際、ムラサキクラゲの放つ光を再現した装置を深海に沈めると、光に引き寄せられるようにダイオウイカがやって来た! 光の魔法でイケメンに大変身するヒゲじいにもご注目!

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